こんにちは、_hiroyuki.taです。今回は、千葉県香取市にある「水郷佐原」へのツーリングをご紹介します。水郷佐原は、江戸時代から栄えた小江戸と呼ばれる歴史的な町並みが残る場所で、伊能忠敬や山車などの見どころがたくさんあります。私はハーレー スポーツグライドで東京都心部から約2時間半かけて行ってきました。今回のルートや感想をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
水郷佐原とは
水郷佐原は、利根川水系の小野川沿いに発展した商人街の町並みです。江戸時代より利根川東遷事業により小野川は物資の集散地として栄え始めました。それから昭和初期にいたるまで、小野川沿いを中心に木造の町屋や蔵作りの店舗や洋風建築が立ち並ぶ周辺地区の中心的な町へと発展していきました。歴史的な価値の高い建築物が多い水郷佐原は、関東で初めての重要伝統的建造物群保存地区に指定され、今でも多くの建物が保存されています。江戸時代から大正時代に造られた建築物が立ち並ぶ通りでは、今も土産物屋やカフェなどとして当時の賑やかさを残しています。
水郷佐原までの経路
私は東京都心部から水郷佐原までハーレー スポーツグライドでツーリングしました。ルートは次のようになります。
- 東京都心部から首都高速道路を利用して東関東自動車道へ
- 東関東自動車道を千葉方面に進み、成田インターチェンジで下りる
- 国道51号線を経由して国道356号線へ
- 国道356号線を北上し、香取市内に入る
- 香取市内では国道408号線や県道62号線などを利用して水郷佐原へ
全体的に高速道路や国道がメインのルートで、渋滞も少なく快適に走れました。途中、成田空港や香取神宮などの観光スポットもありますが、今回は水郷佐原に集中するためにスルーしました。水郷佐原までの距離は約100キロメートルで、所要時間は約2時間半でした。
水郷佐原の見どころ
水郷佐原に到着したら、まずは町並み観光駐車場にバイクを停めました。ここは四輪は有料ですが、バイクは無料で停められます。駐車場からすぐ近くにある観光案内所で地図をもらって、散策を始めました。水郷佐原の見どころは次のようなものがあります。
- 伊能忠敬記念館と伊能忠敬旧宅
水郷佐原は、日本最初の全国実測地図を作った伊能忠敬とゆかりが深い場所でもあります。伊能忠敬は17歳の時に佐原の伊能家に婿に入り、江戸に出て測量を始める前の30年余りをこの町で過ごしたそうです。佐原在住時代の家が今でも残っており、自由に見学することができます。伊能家はお金持ちだったので、広い敷地に蔵や書院などがあります。記念館では、伊能忠敬の人生や測量に関する展示や映像が見られます。入場料は500円ですが、地図を愛するツーリングライダーならば、ぜひ見ておきたいところです。 - 樋橋(ジャージャー橋)
小野川に架かる橋の中でもちょっと変わっているのがこの樋橋(とよはし)という橋で、通称ジャージャー橋と呼ばれています。かつてこの橋は農業用水を対岸へ流すための水路で、水量が多くなるとあふれて小野川へ落ちることからジャージャー橋と言われるようになったそうです。現在のジャージャー橋は完全に観光用の橋となっていて、当時の様子を再現するかのように日中は30分毎に水を小野川に流しています。水路では今も観光用の遊覧船として渡し舟が浮かんでいます。 - 水郷佐原山車会館
水郷佐原では毎年7月と10月に「佐原の大祭」という山車祭りが行われます。この祭りでは14台の山車が町中を練り歩き、夜には提灯で飾られた幻想的な姿を見せます。この山車会館では、その山車の一部や祭りに関する資料や映像が展示されています。山車は細部まで手作りされた精巧なもので、見ごたえがあります。入場料は400円です。 - その他
水郷佐原には他にも古い建物やお店がたくさんあります。例えば、大正3年に建てられた煉瓦造りの三菱館や、明治時代から続く醤油屋の松浦醤油店などです。また、町並みを舟で巡る「小江戸さわら舟めぐり」や、しょうゆ味のジェラートが食べられる「ぶれきめらお休み処」などもおすすめです。
水郷佐原のバイク駐車場
水郷佐原ではバイク駐車場がいくつかありますが、私が利用した町並み観光駐車場以外にも以下のような駐車場があります。
- 水郷佐原山車会館駐車場
水郷佐原山車会館駐車場は山車会館の隣にあります。ここも四輪は有料ですが、バイクは無料で停められます。山車会館を見学するならここが便利です。
まとめ
水郷佐原は、江戸時代からの歴史と文化が色濃く残る小江戸と呼ばれる町です。ハーレー スポーツグライドで東京都心部から約2時間半で行ける距離にあります。町並みや山車などの見どころがたくさんありますし、バイク駐車場も無料で利用できます。ツーリングの目的地としておすすめです。水郷佐原の英語名は「Suigo Sawara」と言います。ぜひ一度訪れてみてください。
以上、_hiroyuki.taがお送りしました。次回のツーリング記事もお楽しみに!