【関東絶景日帰りツーリング】【千葉県】刑部岬へバイク旅!ダイヤモンド富士と「あしたのジョー」

今回は、東京都中央区から千葉県旭市の刑部岬へバイクでツーリングに行った時の体験を紹介します。

刑部岬は、屏風ヶ浦の南端にある高さ約60mの断崖で、九十九里浜との境となっています。岬からは、西方には九十九里浜が弧を描いて果てしなく続き、東には「東洋のドーバー」といわれる屏風ヶ浦の景観を一望することができます。

ここには飯岡灯台や公園、展望台があります。とくに展望台「飯岡刑部岬展望館~光と風~」は、自然環境についての学習や自然観察会の場としての機能を備えており、幅広く利用できる施設です。刑部岬からの眺めは「日本の夕陽百選」「日本の朝日百選」「日本夜景100選」「日本夜景遺産」「ちば眺望100景」に選定されています。

また、晴天時には水平線に浮かぶ富士山や、夕陽に映える富士山のシルエットを眺めることができることから、「関東の富士見百景」にも選ばれています。気象条件が良ければ、2月下旬に富士山頂に夕陽が沈み、まるでダイヤモンドが輝くような光景になる『ダイヤモンド富士』という現象も見ることができます。

では、具体的なルートや所要時間、駐車場情報などをご紹介しましょう。

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東京都中央区から千葉県刑部岬へのルート

今回、東京都中央区を出発点とした刑部岬へのルートは、以下を使いました。

  • 東京都中央区から首都高速道路湾岸線を経由して東関東自動車道へ
  • 東関東自動車道から千葉東金道路へ
  • 千葉東金道路から国道126号へ
  • 国道126号から県道93号へ
  • 県道93号から刑部岬へ

このルートでは、約130km、2時間半ほどかかります。途中にはサービスエリアやパーキングエリアもありますが、休憩や給油は適宜行ってください。

ツーリングルートとしては東京都心部から日帰りができる手軽なツーリングルートといえると思います。

刑部岬の見どころ オススメのポイント

刑部岬へ到着したら、まずは展望台「飯岡刑部岬展望館~光と風~」へ行ってみましょう。

ここでは、千葉県立九十九里自然公園の上永井自然公園施設として整備された展望館で、1階に多目的室とトイレ、2階にパノラマ展示室、3階に光と風のデッキ、最上階(屋上)に展望台があります。

展望台からは360度のパノラマを堪能できますし、光と風のデッキでは無料で見ることができる双眼鏡が設置されています。展望館の営業時間は午前9時から午後4時30分まで(2月のみ:9:00〜18時00分)で、定休日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始休館です。展望館を利用する研修旅行団体、学校児童生徒を対象に環境学習プログラムとして15 – 30分程度のガイドサービスも行っています。展望館の見学には、約30分ほどで見学できます。

展望館のあとは、飯岡灯台や公園、希望の鐘などを散策してみましょう。飯岡灯台は、1874年(明治7年)に建設され、登録有形文化財にも指定された歴史的な建造物です。灯台の内部は99段の螺旋階段になっており、入館料を払えば灯台の上から広大な太平洋を眺めることができます。公園では、芝生でのんびり休憩したり、遊具で遊んだりすることができます。希望の鐘は、東日本大震災の復興を願って設置されたもので、鐘を鳴らすと幸せが訪れるという言い伝えがあります。

刑部岬に鎮座する「あしたのジョー」の石像とは?

刑部岬には美しい自然だけでなく、ある意外なものもあります。それは、漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈(ジョー)とライバル・力石徹(リキシ)の石像です。

刑部岬にある『あしたのジョー』の石像は、1990年(平成2年)11月3日に建立されました。この石像は、『あしたのジョー』の作者であるちばてつやが飯岡市(現・旭市)に在住していた時期があることが縁となっています。ちばは1968年から1970年まで飯岡市に住んでおり、その間に『あしたのジョー』を連載していました。ちばは飯岡市でボクシングジムを開設し、自らもトレーニングを行っていたそうです。また、飯岡市では『あしたのジョー』を題材としたイベントや展示会などが開催されており、ちばも度々参加していました。

そんなちばと飯岡市との関係を記念し、飯岡市出身の彫刻家・小林正夫が制作した石像が刑部岬に設置されたのです。石像は高さ約2m、重さ約5tあります。石像はデフォルメされたジョーと力石が向かい合って立っており、背後には飯岡漁港や九十九里浜が広がっています。石像は刑部岬から見える夕陽や夜景とも調和しており、訪れた人々を感動させています。

刑部岬でグルメを楽しむ

刑部岬周辺には、地元の特産品を販売しているお店やレストランもあります。お昼ご飯には、新鮮な海産物が豊富に揃っている『君津市場』や、海鮮丼やお寿司などを楽しめる『海鮮食堂 まるよし』などがオススメです。お土産には、刑部岬の名物として知られる『刑部せんべい』や『刑部まんじゅう』などがあります。

以上が、刑部岬へのツーリングを楽しんだプランと体験についてとなります。合計で約2時間半ほどかかりますが、バイク好きにはたまらない千葉県お勧めのスポットです。

駐車場

刑部岬には無料駐車場があり、普通車60台、大型バス6台が停められます。バイクも停められますが、専用のスペースはありません。また、路上駐車は禁止されていますので、無料駐車場の隅に駐車するとよいと思います。ハーレーのウルトラなども駐車ができる余裕はありますので、くれぐれもマナーを守って駐車するようにしましょうね。

まとめ

今回は、東京都中央区から千葉県旭市の刑部岬へバイクでツーリングに行った体験を紹介しました。刑部岬は、「千葉 ツーリング おすすめスポット」の代表格と言える場所で、美しい自然と多彩な施設が楽しめます。