こんにちは、_hiroyuki.taです。今回は東京都心部から茨城県水戸市にある偕楽園までバイクでツーリングしてきました。偕楽園は日本三名園のひとつで、約100種3000本の梅が植えられている庭園です。梅のシーズンには観梅客でにぎわいますが、それ以外の季節でも水戸藩の歴史や文化を感じられる魅力的なスポットです。今回は偕楽園とはどんなところなのか、どうやって行ったのか、どんな見どころがあるのか、バイク駐車場はどこにあるのかなどを紹介したいと思います。
偕楽園とは
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偕楽園は1842年(天保13年)に水戸藩第9代藩主徳川斉昭によって造園されました。斉昭は千波湖に臨む七面山を切り開き、領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い、「偕楽園」と名付けました。「偕楽」とは中国古典である『孟子』の「古の人は民と偕に楽しむ、故に能く楽しむなり」という一節から援用したもので、斉昭の愛民精神を表しています。偕楽園は江戸時代当初から毎月「三」と「八」が付く日には領民にも開放されていました。現在も茨城県民は無料で入園できます。
偕楽園は国の史跡及び名勝に指定されており、金沢の兼六園、岡山の後楽園と並んで日本三名園のひとつに数えられています。園内には梅の異名「好文木」に由来する別荘好文亭や、水戸学へ帰着する斉昭が建てた藩校弘道館などがあります。また、千波湖や四季の原、月池など自然豊かな景観も楽しめます。
偕楽園までの経路
今回は東京都心部から常磐自動車道を利用して偕楽園まで行きました。愛車のハーレーダビットソン FLSBスポーツグライドで走ると、約2時間半ほどで到着します。途中、首都高速6号線や京葉道路などを通りますが、渋滞がなければスムーズに走れます。
偕楽園の見どころ
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偕楽園は約13haの敷地に広がる回遊式庭園で、歴史エリア、自然エリア、都市エリアの3つのゾーンに分かれています。それぞれのエリアにはそれぞれに見どころがあります。以下に紹介します。
歴史エリア
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歴史エリアは偕楽園の入口から千波湖の北岸にかけて広がるエリアで、水戸藩の歴史や文化を感じられる施設が多くあります。代表的なものは以下の通りです。
- 好文亭:偕楽園のシンボルとも言える別荘で、梅の異名「好文木」にちなんで名付けられました。斉昭が梅を愛でたり、文人墨客と交流したりした場所です。現在は茶室や展示室として利用されています。
- 弘道館:水戸藩の藩校で、斉昭が建てた教育施設です。水戸学の精神を伝える「大成殿」や「弘道館資料館」などがあります。また、弘道館の前には「水戸黄門」で有名な徳川光圀の銅像が立っています。
- 徳川博物館:水戸藩の歴史や文化を紹介する博物館で、水戸藩主徳川家の遺品や資料などが展示されています。特に見逃せないのは、水戸学の集大成とされる『大日本史』の原本です。
- 水戸城跡:水戸藩の居城であった水戸城の跡地です。現在は城壁や堀などが残っています。また、城内には「茨城県立近代美術館」や「茨城県立自然博物館」などがあります。
自然エリア
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自然エリアは千波湖の南岸にかけて広がるエリアで、四季折々の自然景観を楽しめます。特に梅の季節には園内全体が梅の花で彩られ、見事な光景です。梅以外にも桜や紅葉なども美しく、散策や写真撮影に最適です。自然エリアの見どころは以下の通りです。
- 千波湖:偕楽園の中心にある人造湖で、周囲約2kmの遊歩道が整備されています。湖上ではボートやスワンボートを楽しめます。また、湖畔には「水戸市民芸術館」や「茨城県立図書館」などがあります。
- 四季の原:千波湖の南西にある広場で、芝生や花壇があります。四季折々の花が咲き、春には桜や菜の花、秋にはコスモスや彼岸花などが見られます。
- 月池:千波湖から南へ延びる池で、その形が月に似ていることから名付けられました。池周辺には松や竹などが植えられており、風情があります。
- 梅林:偕楽園最大の見どころで、約100種3000本の梅が植えられています。2月から3月にかけて梅が咲き、白や紅、紫などの色と香りが楽しめます。梅林には「梅の館」や「梅の茶屋」などもあります。
都市エリア
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都市エリアは偕楽園の南東にあるエリアで、水戸市の中心部に位置します。このエリアには水戸駅や水戸芸術館などがあります。また、水戸の名物である「水戸納豆」や「水戸の梅干し」などの特産品を買うことができます。都市エリアの見どころは以下の通りです。
- 水戸駅:偕楽園から徒歩約15分の場所にある駅で、JR常磐線や関東鉄道常磐線が乗り入れています。駅前には「水戸駅前広場」や「水戸駅前商店街」などがあります。
- 水戸芸術館:偕楽園から徒歩約10分の場所にある芸術施設で、音楽ホールや劇場、美術館などがあります。特に美術館は国際的にも高い評価を受けており、常設展示や企画展示などが開催されています。
- 水戸商店街:偕楽園から徒歩約5分の場所にある商店街で、水戸の食文化や伝統工芸品などを楽しめます。特に「水戸納豆」や「水戸の梅干し」は有名で、お土産にぴったりです。
偕楽園のバイク駐車場
偕楽園にはバイク専用の駐車場はありませんが、近くに有料の一般駐車場がいくつかあります。その中でもおすすめなのは以下の2つです。
- 偕楽園桜山第一駐車場:偕楽園の正門から徒歩約1分の場所にある駐車場で、24時間営業しています。
- 偕楽園桜山第二駐車場:偕楽園の西門から徒歩約3分の場所にある駐車場で、24時間営業しています。
まとめ
今回は東京都心部から茨城県偕楽園までバイクでツーリングしてきました。偕楽園は日本三名園のひとつで、歴史や文化、自然などを満喫できる素晴らしいスポットです。特に梅の季節には見逃せません。バイクで行く場合は有料区間が多いですが、その分快適に走れます。バイク駐車場も近くにありますが、空き状況を確認しておくと良いでしょう