【ツーリング】【群馬県】碓氷峠へのバイク旅!めがね橋にノスタルジーと歴史を感じる一人旅

こんにちは、_hiroyuki.taです。

今回は、群馬県と長野県の境にある歴史ある峠道、碓氷峠(うすいとうげ)にハーレー スポーツグライドでツーリングしてきました。

碓氷峠は、江戸時代には中山道の難所として知られ、明治時代にはアプト式鉄道が走っていた場所です。

現在は、旧道と新道(バイパス)の二つの道がありますが、今回は旧道を走ってみました。

旧道は、急勾配と急カーブが連続するくねくね道で、バイク好きにはたまらないルートです。

途中には、国の重要文化財に指定されているレンガ造りの橋「碓氷第三橋梁(めがね橋)」や、廃線跡を散策できる「アプトの道」など、見どころもたくさんあります。この記事では、碓氷峠への経路や見どころ、バイク駐車場などを紹介していきます。

スポンサーリンク

碓氷峠とは

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/03/12/19/03/56/Usuitouge-aputonomichi.jpg

碓氷峠とは、群馬県安中市松井田町坂本と長野県北佐久郡軽井沢町との境にある日本の峠で、標高は956メートルです。

碓氷峠の最大の特徴は、くねくねと曲がったカーブが多いワインディングです。
程よいカーブが連続し、なんと184ものカーブにが存在します。

信濃川水系と利根川水系とを分ける中央分水嶺であり、峠の長野県側に降った雨は日本海へ、群馬県側に降った雨は太平洋へ流れます。昔は碓氷坂(うすひのさか)、宇須比坂、碓日坂などと呼ばれ、臼井峠、臼居峠とも表記されました。

近世以降は碓氷峠で統一されています。「碓井峠」「碓水峠」は誤表記です。

江戸時代には五街道の一つ中山道として整備された歴史ある街道で、関東と信州・北陸地域を結ぶ交通の重要な場所とされました。

関東入国の関門である碓氷関所が設置されており、「入鉄砲と出女(鉄砲の持ち込みや女性の出入り)」を監視していました。

明治時代になると、信越本線が開通しましたが、この区間は急勾配が連続するため「JR最大の難所」とも言われました。そこでアプト式鉄道が導入されましたが、1963年に電化された新線へ移行するため廃止されました。

現在では、旧道と新道(バイパス)の二つの道がありますが、旧道は急勾配と急カーブが連続するくねくね道であり、片峠(片側だけが大きな高低差を持つ峠)でもあります。新道は旧道の南側の入山峠を通る道で、旧道と比べて道路幅も広く多少走りやすくなっています。また、付近には上信越道や北陸新幹線も通っています。

碓氷峠までの経路

今回は、東京都心部から碓氷峠までの経路を紹介します。

東京都心部から碓氷峠までのルート
  • 1
    東京都心部から首都高速都心環状線を通り竹橋JCTから関越自動車道 大宮方面へ
  • 2
    首都高速5号池袋線を進み高島平 出口を笹目橋方面に向かって進む。
  • 3
    東京外環自動車道に入り、大泉JCTで新潟方面 関越道へ進む
  • 4
    藤岡JCTで藤岡/長野方面 上信越自動車道へ進む
  • 5
    上信越道を進み碓氷軽井沢IC出口を国道18号 軽井沢方面に向かって進む。
  • 6
    県道43号線 もみじラインに入り中山道 国道18号に入る。その先、碓氷峠に到着する。

    このルートの距離は約150キロメートルで、所要時間は約2時間半です。ただし、渋滞や工事などの影響で時間や料金が変わる場合がありますので、事前に確認してください。

    碓氷峠の見どころ

    https://img01.jalannews.jp/img/2021/09/20210928_usuitoge_2.jpg

    碓氷峠には、走りと観光の両方を楽しめる見どころがたくさんあります。ここでは、主な見どころを紹介していきます。

    THE・くねくね道!

    碓氷峠の最大の見どころは、何と言っても急勾配と急カーブが連続するTHE・くねくね道です!

    碓氷峠では、Rの小さいヘアピンカーブが連続します。そこに急勾配が重なるので、気持ちよく車体をバンクさせていると、簡単にステップを擦ってしまいます。

    全長約15キロメートルの道のりの平均勾配は約4%とそこまできつくないものの、山中では標高差約570メートルを一気に駆け上がっていきます。

    スピードは控えめに、バイクをそこまで傾けなくても曲がれるような、余裕を持った走行を心がけましょう。

    碓氷第三橋梁(めがね橋)は国指定重要文化財!

    碓氷峠の魅力はその道だけではありません。人と物が行き交ってきた歴史ある街道だからこそ、そこには文化が発展しました。特に国の重要文化財に指定されているレンガ造りの橋「碓氷第三橋梁(めがね橋)」は、観光のハイライトです。

    碓氷第三橋梁とは碓氷川に架かるレンガ造りの4連アーチ橋で、碓氷峠の代表的な建造物です。国鉄信越本線横川駅から軽井沢駅までの区間にあるアプト式鉄道の一部として、1893年に完成しました。アプト式鉄道とは、急勾配を登るためにレールの中央に歯車を噛ませる方式の鉄道で、日本ではこの区間だけで使われていました。碓氷第三橋梁は、そのアプト式鉄道の最高地点に位置し、高さ31メートル、長さ91メートルの壮大な橋です。

    この橋は、レンガ造りという珍しい素材で作られています。当時は日本にレンガ工場がなかったため、イギリスから輸入したレンガを使っています。そのため、レンガにはイギリスのメーカー名や製造年が刻まれています。また、レンガは赤色ではなく黒色に塗られています。これは、当時の日本人が赤色のレンガを見慣れておらず、不気味だと感じたためです。

    この橋は、その美しさと歴史性から国の重要文化財に指定されています。また、世界遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」の候補地にもなっています。この橋を見ることができるのは旧道からだけです。

    碓氷峠のバイク駐車場

    碓氷峠にはめがね橋駐車場があり、無料でバイクも駐車する事ができます。

    碓氷第三橋梁(めがね橋)付近

    碓氷峠にはめがね橋駐車場があり、無料でバイクも駐車する事ができます。

    https://d3dtl2c4fx01rm.cloudfront.net/photos/members/myy_t-photo/d48bca29e80dbd40f7e2b3ddd7e8233d_3.jpg
    スポンサーリンク

    碓氷峠周辺のツーリング情報

    碓氷峠周辺は群馬の豊かな自然と歴史から多数のツーリングスポットが存在します。
    筆者がツーリングで訪れた際のレポートを別の記事でも紹介しているので、碓氷峠周辺にツーリングに行かれる方の参考になればうれしいです。

    是非チェックしていってください。

    碓氷峠

    碓氷峠とは、群馬県安中市松井田町坂本と長野県北佐久郡軽井沢町との境にある日本の峠で、標高は956メートルです。

    碓氷峠の最大の特徴は、くねくねと曲がったカーブが多いワインディングです。
    程よいカーブが連続し、なんと184ものカーブにが存在します。

    妙義山へのツーリング情報や見どころを次の記事で紹介しているのでチェックしてみてください!

    妙義山

    妙義山は、赤城山・榛名山とともに上毛三山に名を連ねる群馬県を代表する名山です。標高は1103.8メートルで、最高峰は相馬岳です。妙義山は約600万年前の火山活動によって形成された火山岩が、長い年月にわたって風化や浸食によって削られてできたと考えられています。

    妙義山へのツーリング情報や見どころを次の記事で紹介しているのでチェックしてみてください!

    富岡製糸場

    富岡製糸場は、明治時代に建設された日本初の本格的な機械製糸工場です。

    当時の政府は、国際的な競争力を高めるために、フランスから技術や機械を導入しました。富岡製糸場は、その先進的な設備と効率的な経営で、日本の絹産業の発展に大きく貢献しました。また、女工たちの教育や福利厚生にも力を入れたことで、社会的な意義も持っています。

    富岡製糸場へのツーリング情報や見どころを次の記事で紹介しているのでチェックしてみてください!

    榛名神社

    榛名(はるな)神社は、上毛三山のひとつ榛名山の中腹にある神社です。
    榛名神社が建てられたのは6世紀後半といわれ、1400年を越える歴史ある神社です。

    沢沿いの境内は深い森とたくさんの奇岩・巨岩に囲まれてパワースポットとして注目を集めています。

    榛名神社へのツーリング情報や見どころは次の記事で紹介しているのでコチラもチェックしてみてください!

    榛名山

    榛名山は、約10万年前に噴火した火山で、その後も何度か噴火して形成されました。榛名山は、日本百名山のひとつに選ばれており、登山やハイキングの人気スポットです。

    榛名山へのツーリング情報や見どころを次の記事で紹介しているのでチェックしてみてください!

    榛名湖

    榛名湖は、群馬県高崎市にある標高1,100メートルのカルデラ湖です。
    カルデラ湖とは、火山が噴火して崩壊した跡に水が溜まった湖のことで、日本では中禅寺湖に次いで2番目に高い場所にあります。
    榛名湖は周囲約4.8キロメートルで、最深部は約15メートルです。
    湖畔には遊覧船やボート、オートキャンプ場などの施設があり、家族やカップルで楽しめます。
    また、榛名山は上毛三山の一つで、登山やハイキングも人気です。
    榛名神社や榛名富士などの見どころもあります。

    榛名湖へのツーリング情報や見どころは次の記事で紹介しています!

    つまごいパノラマライン

    つまごいパノラマラインは、群馬県吾妻郡嬬恋村の主要村道で、広域農道として開発された南ルートと北ルートの2つのルートから成る全体延長約30 kmの道路です。この道路は、嬬恋村の中央周辺地の山裾に沿ってほぼ2/3周する経路をとります。

    つまごいパノラマラインは嬬恋村の夏秋キャベツ畑や雄大な自然と絶景が見どころです。

    つまごいパノラマラインへのツーリング情報や見どころは次の記事で紹介しています!
    是非チェックしていってくださいね!

    スポンサーリンク

    まとめ

    今回は、群馬県と長野県の境にある歴史ある峠道、碓氷峠にハーレー スポーツグライドでツーリングしてきました。碓氷峠は、急勾配と急カーブが連続するくねくね道で走りを楽しめるだけでなく、レンガ造りの美しい橋や廃線跡など、文化的な見どころもたくさんあります。また、バイク駐車場もいくつかありますが、スペースや季節によって利用できない場合もあるので注意してください。

    今回は、東京都心部から碓氷峠までの経路や見どころ、バイク駐車場などを紹介しましたが、これだけでは碓氷峠の魅力は語り尽くせません。碓氷峠は、四季折々に表情を変える美しい自然も楽しめます。春には桜や菜の花が咲き乱れ、夏には新緑や花々が彩ります。秋には紅葉が見事で、冬には雪景色が幻想的です。ただし、冬季は積雪や凍結のため通行止めになることもありますので、事前に確認してください。

    碓氷峠は、ハーレー スポーツグライドでツーリングするには最適な場所です。歴史と自然と走りを満喫できる碓氷峠へのバイク旅をぜひお試しください!

    以上!_hiroyuki.taでした。

    碓氷峠(うすいとうげ): Usui Pass