こんにちは、_hiroyuki.taです。
今回は、静岡県の天城街道をハーレーでツーリングしてきました。
天城街道とは、伊豆半島を南北に縦断する天城峠を越える旅路のことで、天城路や天城かいどうとも呼ばれます。
この道は、川端康成の『伊豆の踊子』や松本清張の『天城越え』などの文学作品の舞台にもなっており、歴史と自然に溢れた魅力的なルートです。
今回は、東京都心部から出発して、天城峠までの経路と見どころ、バイク駐車場などを紹介します。
天城街道とは
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天城街道は、静岡県伊豆市と賀茂郡河津町の境にある天城峠を越える旅路のことです。
伊豆半島の南に位置する下田と、北に位置する三島を結ぶ街道は下田街道といい、天城越えの天城路は同街道の一部にあたります。
伊豆半島の内陸と半島南部の間には天城山の峰々があり、これを越えるのは下田街道の最大の難所でした。
1905年に天城山隧道(旧天城トンネル)が開通し、多くの人と物資がこの天城峠を越えて行き来するようになりました。
現在では、「踊子歩道」と呼ばれる全長約16キロメートルの遊歩道として整備されており、浄蓮の滝や自然休養林の「昭和の森」といった自然を楽しみながら歩くことができます。
天城街道までの経路
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- 1東京都心部 人形町通り/水天宮通りから上野線/首都高速1号/ルート 1に入る
- 2首都高速都心環状線/C1、首都高速3号渋谷線/ルート 3、東名高速道路、小田原厚木道路を経由して箱根町箱根の東海道/国道1号まで進む
- 3伊豆縦貫自動車道/東駿河湾環状道路/国道1号と国道136号を使って大平ICで国道136号を出る
- 4県道349号と国道414号を使って旧天城トンネル(天城山隧道)に到着
今回は、東京都心部から出発して、首都高速都心環状線、首都高速2号目黒線、首都高速神奈川7号横浜北線、東名高速道路、新東名高速道路、伊豆縦貫自動車道、国道136号、国道414号というルートで天城街道まで走りました。
約2時間半で約160キロメートルを走りました。
途中で休憩や給油をしながら快適に走れました。
首都高速から東名高速に入るまでは比較的混雑していましたが、新東名高速に入ってからは空いていてスムーズに走れました。
伊豆縦貫自動車道から国道136号に入ると、伊豆半島の景色が目に入ってきて気分が上がりました。
国道136号から国道414号に入ると、月ケ瀬ICから旧道に入って天城山隧道まで行きました。
旧道はカーブが多くて楽しかったです。
天城街道の見どころ
天城街道の見どころはたくさんありますが、今回は特に以下の3つを紹介します。
天城山隧道
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天城山隧道は、日本初の総石造り道路トンネルで、1905年に開通しました。
全長445.5メートルで、道幅4.1メートル、高さ4.2メートルです。
石を一つ一つ積み上げて作られた手の込んだ工法で、その数は35,000個以上に及びます。
トンネルの中は涼しくて湿気があり、壁には苔が生えています。
トンネルの両端には、天城峠の標識と標高が書かれた石碑があります。
トンネルの南側には、峠の茶屋が再現された「天城わさびの里」という施設があります。
ここでは、天城名産の生わさびや加工品の販売や体験ができます。
天城山隧道
〒413-0501 静岡県河津町
浄蓮の滝
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浄蓮の滝は、天城山隧道から約3キロメートルほど南に下ったところにある滝です。
落差は25メートルで、水量は豊富です。
滝壺の周りには岩が多く、水しぶきが飛び散ります。
滝の近くには駐車場やトイレがあります。
滝から少し歩くと、「踊子歩道」に入ることができます。
「踊子歩道」は、天城山隧道から河津までの旧街道を整備した遊歩道で、自然や文学碑を楽しみながら歩くことができます。
浄蓮の滝
〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島892−14
天城湯ヶ島
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天城湯ヶ島は、天城山隧道から約10キロメートルほど北に上ったところにある温泉地です。
ここでは、源泉かけ流しの温泉や地元の食材を使った料理を楽しむことができます。
特に有名なのは、「湯ヶ島温泉 湯けむり館」という共同浴場です。
ここでは、男女別の内湯と混浴の露天風呂を利用することができます。
露天風呂からは、川や山々の景色を眺めることができます。
天城湯ヶ島温泉郷
〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島
天城街道のバイク駐車場
天城街道には、バイク駐車場がいくつかあります。
今回は以下の2つを利用しました。
道の駅天城越え
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道の駅天城越えは、天城峠の北側にある施設です。
ここでは、バイク駐車場やトイレなどの基本的な設備のほか、「昭和の森会館」という展示施設やレストランもあります。
「昭和の森会館」では、周囲の自然環境や天城越えにまつわる文学作品などを紹介しています。
レストランでは、猪肉や鹿肉を使った郷土料理や名物わさびソフトクリームなどを味わうことができます。
道の駅天城越え
〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島892−6
石庭わさび園
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石庭わさび園は、天城山隧道から約1キロメートル南にある施設です。
ここでは、バイク駐車場やトイレのほか、わさび畑や水車小屋などを見学することができます。
わさび畑では、天城の清流で育てられた新鮮なわさびを収穫することができます。
水車小屋では、昔ながらの製法で作られたわさび漬けやわさび醤油などの加工品を購入することができます。
石庭わさび園
〒410-2515 伊豆市地蔵堂1242
天城街道周辺のツーリング情報
天城街道周辺には、静岡の豊かな自然が作り出した天然のツーリングスポットが多数存在します。
絶景スポットも多く食べて良し!眺めて良し!のオススメスポットが多数存在します。
私が過去に訪れたツーリングスポットも併せて紹介しますので皆様のツーリング計画にお役立てください。
熱海ビーチライン
熱海ビーチラインは、1965年(昭和40年)に供用開始された歴史ある有料道路です。
熱海ビーチラインの最大の特徴は、その景観の美しさです。 海岸線を通過することから、相模灘の青い海や白い波を間近に見ることができます。 また、沿道には様々な花が咲いており、季節によって色とりどりの風景を楽しむことができます。 特に春には桜や菜の花が見頃で、夏には花火大会が開催されます。 秋には紅葉やコスモスが美しく、冬には富士山や雪景色が見られます。 四季折々の自然の魅力を感じることができる道路です。
熱海ビーチラインのツーリングスポットの情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
熱海ムーンテラス
熱海ムーンテラスは、熱海サンビーチに隣接する約360メートルの親水公園です。熱海市が北イタリアのサンレモ市と姉妹都市であることや、地形と街並みが似ていることから、地中海北部のリゾート地のイメージで整備されました。スカイデッキやレインボーデッキ、渚デッキなどのデッキがあり、散歩や日光浴、記念写真などを楽しめます。また、夜にはライトアップされて幻想的な雰囲気になります。
熱海ムーンテラスのツーリングスポットの情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
箱根
箱根は、神奈川県の西部に位置する観光地です。
箱根山の火山活動によって形成された芦ノ湖や大涌谷などの景勝地や、江戸時代に設置された関所跡などの歴史的遺産があります。
また、箱根は温泉地としても有名で、湯本温泉や強羅温泉など様々な泉質の温泉が楽しめます。
箱根は東京からも近く、アクセスが便利なので、日帰りや一泊で気軽に訪れることができます。
箱根のツーリングスポットの情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
箱根スカイライン
静岡県にある箱根スカイラインとは、静岡県御殿場市の神山から神奈川県足柄下郡箱根町の仙石原までを結ぶ有料道路です。全長は約18キロメートルで、途中には展望台やレストハウス、温泉施設などがあります。静岡県箱根スカイラインは、日本百名道に選ばれているほか、日本の道100選や日本の夜景100選にも選ばれています。
箱根スカイラインのツーリングスポット情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
天城高原
天城高原は、伊豆半島の中央部にある高原で、天城山系の山腹に広がっています。天城山系は、日本百名山の一つである天城山(1,406メートル)をはじめとする火山群で構成されており、豊富な湧水や温泉があります。天城高原は、その中でも遠笠山(1,406メートル)の北側に位置し、伊豆スカイラインや遠笠山道路で結ばれています。
天城高原のツーリングスポットの情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
天城街道
天城街道は、静岡県伊豆市と賀茂郡河津町の境にある天城峠を越える旅路のことです。
伊豆半島の南に位置する下田と、北に位置する三島を結ぶ街道は下田街道といい、天城越えの天城路は同街道の一部にあたります。
伊豆半島の内陸と半島南部の間には天城山の峰々があり、これを越えるのは下田街道の最大の難所でした。
1905年に天城山隧道(旧天城トンネル)が開通し、多くの人と物資がこの天城峠を越えて行き来するようになりました。
現在では、「踊子歩道」と呼ばれる全長約16キロメートルの遊歩道として整備されており、浄蓮の滝や自然休養林の「昭和の森」といった自然を楽しみながら歩くことができます。
天城街道のツーリングスポットの情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
柿田川公園
柿田川公園は、静岡県静岡市駿河区にある公園です。
日本三大清流の一つである柿田川の両岸に、約1kmにわたって広がる公園で、桜の名所として知られています。
毎年3月下旬から4月上旬にかけて、約1000本のソメイヨシノが咲き誇り、多くの観光客で賑わいます。
柿田川公園のツーリングスポットの情報やツーリングした時の様子など紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
伊豆高原
伊豆高原は、伊東市の南部に広がる標高200~400mの高原地帯です。
南に位置する大室山の溶岩流によってできた台地で、東西5km、南北10kmの範囲にあります。
北側には一碧湖があり、東端には城ヶ崎海岸があります。
伊豆高原は、昭和初期から文化人や芸術家たちの別荘地として開発されました。
そのため、現在でも多くの美術館や博物館が点在しています。
また、温泉も豊富で、源泉かけ流しの宿や日帰り温泉施設があります。
自然も魅力的で、海岸や山々の景色を楽しめるほか、花や果物の季節ごとの風物詩もあります。
伊豆パノラマパーク
伊豆パノラマパークは、静岡県伊豆の国市にある、富士山と駿河湾の絶景を楽しめる観光スポットです。標高452メートルの葛城山の山頂に位置し、ロープウェイで山頂まで行くことができます。
伊豆パノラマパークへのツーリング情報やツーリングした際の情報を以下にまとめましたので興味がある方はチェックしてみてください。
三島スカイウォーク
三島スカイウォークは、2013年にオープンした観光施設で、全長400メートル、高さ70メートルの吊橋がメインアトラクションです。吊橋の上からは、富士山や駿河湾、伊豆半島などのパノラマが広がります。天気が良ければ、遠くに伊豆大島や新島なども見えます。
三島スカイウォークのツーリングスポットの情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
十国峠
十国峠とは、箱根と熱海の中間に位置する標高1059mの峠です。
その名前は、昔の国名で「伊豆」「駿河」「遠江」「甲斐」「信濃」「相模」「武蔵」「上総」「下総」「安房」の十の国がここから見渡せたことに由来します。
十国峠のツーリングスポットの情報やツーリングした際の様子などを紹介した記事がありますので興味がある方はチェックしてみてください。
まとめ
https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2019/03/kaidou07_06-1024×683.jpg
今回は、静岡県天城街道をハーレーでツーリングしてきました。
天城街道は、歴史と自然に溢れた魅力的なルートでした。
天城山隧道や浄蓮の滝、天城湯ヶ島などの見どころを紹介しました。
また、道の駅天城越えや石庭わさび園などのバイク駐車場も利用しました。
天城街道は、バイクで走ると気持ちがいいですし、特産品も美味しいです。
伊豆半島の南部にもたくさんの観光スポットがありますので、次回はそちらも訪れてみたいです。
天城街道をハーレーで走ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。
以上、_hiroyuki.taがお送りしました。
最後に、天城街道を英語に変換した単語を付加します。
天城街道: Amagi Highway